園長ブログ

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「うれしいな・・・」しみじみとheart

2019.05.08

 実は先月の4月19日、帰る時に門を出ようとしましたら花壇の荒れように気付き、ギョッとしたと同時に涙が出そうになる・・・という私にとってはかなりショッキングな事件が起こりました(笑)
 ただ理由は一瞬にして頭に思い浮かび、最近見られる「花壇でダンゴ虫探しをする子ども達のオシリが並ぶ風景」で恐らく間違いないと思いました。

 ダンゴ虫は子ども達にとっては大切なお友達です。夢中になって探している時の目、その瞳は一生持ち続けていてほしい瞳です。

そして子ども達には決して悪意はなく、ただダンゴ虫を見つけたい一心で花がどうなるのかには考えが及ばなかっただけなのです・・・でも、茎がポキポキ折れ1部の束がグッタリしてしまっている花壇も放っておくことができませんので、結局「事務所の前の茎の柔らかい花が植わっている花壇のみ、ダンゴ虫探しを禁止」ということにしました。
先生方には必ず「お花にも命があって、そのお花を押えて折ってしまうと死んで枯れてしまうことを話して、命の大切さに触れて下さい。」とお願いしました。
 きっと、先生達も上手に話してくれたのもあると思いますが、子ども達もよくわかってくれているようで、数日後、花壇の花が元気を取り戻してきました。昨日、ダンゴ虫探しの子ども達が事務所前花壇の手前までで止まっているのを見て「えらいな・・・」と心が温まりました。
 また見つけたダンゴ虫も遊び時間が終わる時には「お母さんやお父さんに会えなくなるとかわいそうだから」ということで、花壇に戻してくれます。

一見、良からぬことが起こったように感じられる事でも、今回は(自分の欲しいもの、やりたいことだけではなく)他を思い量れる心が育つ機会にもなったかと思っています。
 次の朝礼でのお話で「きっとお花もありがとうって喜んでるよ。だってきれいに咲いてるでしょ*(^^)*」と触れたいと思います。